
韓国の入国カード・税関申告と免税範囲まとめ
確認日 編集者が確認済み
要点
韓国の免税範囲は1人あたり800米ドルで、酒類やタバコ、香水には別枠の免税枠があります。有効なK-ETAや外国人登録証がない場合は入国カードの提出が必要です。申告対象がなければ税関申告書の提出は不要で、そのまま通過できます。(122文字)
ひと目でわかる
入国カードは誰が記入する必要がありますか?
韓国に入国する外国人渡航者は、免除対象に該当しない限り入国カード(入国申告書)の提出が必要です。以下をお持ちの方は記入が免除されます。
- 有効なK-ETA(電子渡航認証)所持者(※日本国籍者は現在K-ETA一時免除の対象ですが、申請済みで有効なK-ETAをお持ちの場合は提出不要です)
- 有効な外国人登録証を所持する長期滞在者(または永住者)
- 承認済みの電子団体ビザ所持者
- 航空機の乗務員
入国カードが必要な場合は、機内で配布される従来の紙カードに記入するか、事前に公式「電子入国申告書(e-Arrival Card)」をオンラインで提出できます。電子申告システムは法務省ポータル(www.e-arrivalcard.go.kr)にて無料で利用でき、入国予定日の3日前から提出可能です(提出後72時間有効)。
記入にはパスポート情報、搭乗便名、職業、韓国での滞在先住所と電話番号が必要です。オンラインで事前提出した場合、確認書の印刷は不要で、パスポート情報と連動して審査官のシステムに反映されます。
韓国の免税範囲はどのくらいですか?
免税枠は入国者1人ごとに適用されます。19歳以上の渡航者は標準の免税範囲内で身の回り品や土産品を持ち込めます。19歳未満の未成年者には、酒類およびタバコの免税枠は適用されません。
| 品目 | 免税限度額・数量 | 特記事項 |
|---|---|---|
| 一般物品 | 合計800米ドルまで | 土産品や私物など購入品の合計額 |
| 酒類 | 2本(合計2Lまで) | 合計価格400米ドル以内 |
| タバコ製品 | 紙巻きタバコ200本(1カートン)、葉巻50本、または電子タバコ用リキッド30ml | いずれか1種類のみ選択。リキッドはニコチン含有量1%未満 |
| 香水 | 100mlまで | 一般物品の800米ドル枠とは別枠 |
| 農林産物・漢方薬 | 合計40kg以内 | 総額100,000ウォン(約11,000円)以内。品目ごとの重量制限あり |
所持品がこれらの免税範囲内に収まり、他に申告するものがなければ、税関申告書を提出する必要はありません。
空港での税関申告の流れはどうなっていますか?
韓国の空港では税関申告手続きが簡素化されています。免税範囲を超える物品、検疫対象品、10,000米ドル相当を超える現金などがない場合は、手荷物受取後に緑色の「申告なし(Nothing to Declare)」ゲートをそのまま進むだけです。
申告対象がある場合は、赤色の「申告あり(Goods to Declare / 신고있음)」ゲートへ進み、申告書を提示してください。申告書は同一家族で1枚の提出で構いません。
申告方法は2通りあります。
- 紙の申告書: 機内で配布されるか、手荷物受取場に置かれている用紙に記入します。
- モバイル税関申告: 仁川国際空港第2旅客ターミナルや金浦空港などに到着する場合、公式アプリ「旅行者税関申告(Korea Customs Declaration for Travelers)」やWebポータルを利用できます。パスポートをスキャンし、必要事項を入力(日本語表示にも対応)するとQRコードが発行され、専用の自動ゲートにかざして通過できます。
申告義務がある物品を無申告または虚偽申告した場合、本来支払うべき税額に加え40〜50%の加算税が課される場合があります。
韓国への持ち込みが禁止・制限されているものは何ですか?
韓国では動植物検疫および通貨管理が厳格に行われています。旅行者がよく持参しがちな物品でも、検疫なしでの持ち込みが禁じられているものが多数あります。
- 生の果物・野菜・植物: 生の果物、生野菜、皮付きのジャガイモやサツマイモ、生の豆類、殻付きのクルミ、生の植物などは手荷物での持ち込みが禁止されています。
- 肉製品および動物由来製品: 生肉(牛肉、豚肉、鶏肉、羊肉など)や加工肉製品は、輸出国政府の検疫証明書がない限り持ち込めません。ビーフジャーキー、ハム、ソーセージ、ベーコン、肉入り缶詰やレトルトパウチ、肉エキス入りカップ麺なども厳しく取り締まられます。
- 農産物・漢方材料の制限: 農産物は合計40kg、総額100,000ウォン(約11,000円)以内に制限されます。牛肉は10kg、ごま油やごまは5kg、松の実1kg、高麗人参300g、鹿茸(ろくじょう)150gなどの品目別上限があります。
- 多額の現金: 10,000米ドル相当を超える外国為替、小切手、またはウォンを所持している場合は、到着時に申告する法的義務があります。
- 他人の荷物の運搬: 見知らぬ人から預かった荷物を代わりに運ぶことは絶対に避けてください。万一違法な物品が入っていた場合、運搬者が法的責任を負うことになります。
よくある質問
K-ETAを持っていれば入国カードの提出は不要ですか?
はい。承認済みの有効なK-ETAをお持ちの場合、紙の入国カードも電子入国申告書(e-Arrival Card)も提出不要です。また、外国人登録証を所持する在留資格者も同様に免除されます。
入国者全員が税関申告書を提出する必要がありますか?
いいえ。韓国では申告対象物品がない場合、税関申告書の提出は不要です。免税範囲を超える物品、検疫対象の動植物、または10,000米ドルを超える現金を所持している場合のみ、用紙の提出やモバイル申告のQRコードスキャンを行います。
ビーフジャーキーや肉入りカップラーメンは持ち込めますか?
いいえ、持ち込めません。ビーフジャーキー、ソーセージ、ハム、肉入り缶詰などの加工肉製品は、厳しい動植物検疫の対象です。輸出国政府の発行する正規の検疫証明書がないものは持ち込み禁止となり、税関で没収・破棄されます。
お酒の購入が免税枠を超えた場合はどうなりますか?
免税枠(2本まで・合計2Lまで・合計400米ドル以下)を超える分について、税関申告が必要です。超過分に対して関税や諸税が課されますが、自発的に申告すれば40〜50%の無申告加算税を回避できます。
モバイル税関申告の自動ゲートはどこにありますか?
仁川国際空港第2旅客ターミナルおよび金浦空港に設置されています。アプリ等で事前申告して発行されたQRコードを、専用の自動改札ゲートにかざすだけでスムーズに通過できます。
入国審査での指紋登録は何歳から対象ですか?
17歳以上の外国籍渡航者は、入国審査場で両手の人差し指の指紋スキャンと顔写真の撮影が義務付けられています。17歳未満の子どもや特定の外交官等は免除されます。
出典
- Customs Declaration Guide - Incheon International Airport(新しいタブで開きます)
- Immigration - VISITKOREA(新しいタブで開きます)
- Prohibited & Restricted Items - VISITKOREA(新しいタブで開きます)
- Animal/Plant Quarantines - VISITKOREA(新しいタブで開きます)
- Electronic Arrival Card System - Korea Immigration Service(新しいタブで開きます)
- Mobile Customs Declaration - Korea Policy Briefing(新しいタブで開きます)